AI研究所コラム

AI活用

AIの使い方は3段階に進化中|あなたはどこ?

AIの使い方は3段階に進化中|あなたはどこ?

結論から言うと、AIの使い方は「質問する」「作業を任せる」「仕組みに組み込む」という3段階に進化しており、多くの中小企業はまだ第1段階にとどまっています。どの段階にいるかを把握するだけで、次にやるべきことが見えてきます。

1. 第1段階:「聞く」だけのAI活用

最初の段階は、ChatGPTなどのチャットAIに質問を投げかけて答えをもらうスタイルです。「メールの文章を考えて」「この言葉の意味を教えて」といった使い方がこれにあたります。手軽に始められる一方、毎回ゼロから指示を入力する必要があり、得られる結果も人によってバラつきが出やすいのが特徴です。

「ChatGPTを使っている」と言っても、多くの場合はこの第1段階です。悪いわけではありませんが、時間短縮の効果は限定的で、「便利なGoogle検索」程度の感覚で終わってしまうことも少なくありません。まずは自社がここに当てはまっていないかを確認してみましょう。

2. 第2段階:「型を作る」AI活用

第2段階は、AIへの指示(プロンプト)を型として整備し、再現性のある使い方をする段階です。たとえば「うちの店のSNS投稿はこのトーンで、このターゲットに向けて書いて」という指示文をあらかじめ作っておき、スタッフ誰でも同じクオリティで使えるようにする、というイメージです。

この段階になると、AIが「個人の道具」から「チームの道具」に変わります。熊本市内の飲食店で、メニュー説明文やInstagramのキャプションをプロンプトテンプレートで統一しているケースも出てきています。第1段階から第2段階への移行は、ツールを買い足すより先にやるべき取り組みです。

3. 第3段階:「仕組みに組み込む」AI活用

最も進んだ段階は、AIを業務フローそのものに組み込むことです。たとえば「問い合わせフォームに入力があったら、AIが内容を分類してスタッフに通知する」「毎週の売上データをAIが読み取り、簡単なレポートを自動生成する」といった使い方です。人が毎回操作しなくても、AIが動き続ける状態を指します。

CRKでは、こうした業務自動化・AI導入の相談を50,000円〜で受け付けています。「何から始めればいいかわからない」という段階からでも対応しているので、難しく考えず気軽に問い合わせてみてください。ただし、自社の業務内容によって向き不向きがあるため、まずは現状の棚卸しから始めるのがおすすめです。

4. 段階が上がるほど「人の時間」が返ってくる

第1段階では「AIに聞く時間」が増えるだけで、業務時間はあまり変わらないことがあります。しかし第2段階・第3段階になるにつれ、繰り返し作業がどんどん減り、スタッフが本来の仕事に集中できるようになります。スモールビジネスほど、この恩恵が大きいと言えます。

大切なのは、いきなり第3段階を目指さないことです。まず自社でよく繰り返す作業を一つ選び、そこに型を作る(第2段階)だけでも十分な効果が出ます。「完璧な自動化」より「小さな再現性」を先に作ることが、失敗しないAI活用の鉄則です。

まとめ:今日、自分の段階を確認するだけでいい

AIの使い方は「聞く→型を作る→仕組みに組み込む」の3段階で進化しています。まずは自社が今どの段階にいるかを正直に確認することが出発点です。段階を一つ上げるだけで、日々の業務負担が目に見えて変わることがあります。

「AIを導入したい気持ちはあるけど、何をどうすれば…」という方は、いきなり高額なツールを契約するよりも、現状の業務を棚卸しして、どこに型を作れるかを探すところから始めてみてください。なお、AIや自動化に関する制度・補助金情報は変わる可能性があるため、活用を検討する際は最新情報の確認もあわせておすすめします。

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